あなたの便秘の原因を探るために知っておきたい事

便秘原因

 

便秘は老若男女問わず誰にでも起こるものですが、一口に便秘と言ってもその原因は人により全く違います

 

 

いざ便秘対策をしても原因の分析が間違っていればその便秘対策は無駄なものになってしまうことありますので便秘解消の知識をつける事と同じかそれ以上に自分の便秘の原因を探る事が大切

 

 

そこで、今回は便秘が起こっている本当の原因や便秘かどうかを見分ける簡単なチェック方法についてまとめてみました♪
『便秘を解消する為に色々やっているけど効果が出ない…』
という方は特に見直してみましょう^^


一般的に便秘を招く3つの原因とは?

 

便秘を招く原因としては様々なものがあると言われていますが、便秘になる原因は大きく分けると以下の3つのうちのどれかです

  1. 食物繊維が不足し便の形が上手く作れない
  2. 腸内環境の乱れで蠕動運動が上手く行われない
  3. 腹筋の働きが低下しており便を押し出すことができない

まず、この3つの内であなた自身がどれに当てはまるかをチェックすることが大切です
そして、大まかにどれに当てはまるかが分かれば、次は更に細かい原因をチェックしていきます

食物繊維の不足で便秘が起こっている場合

食物繊維が不足している場合はシンプルに便の形状が作れないことで便秘になってしまっている可能性が考えられます
食物繊維には不溶性と水溶性の2種類がありますが、この2つをバランス良く取れていないと便秘を招いてしまいます

 

不溶性食物繊維は水分を吸収することで膨らみ便のかさ増しに、水溶性食物繊維は水分を吸収することでゲル状になり、腸の中を便がスムーズに流れていくようにしてくれます

 

もし、不溶性食物繊維が不足していれば、便は十分な大きさにならず腸の蠕動運動が刺激されにくくなりますし、水溶性食物繊維が不足していれば便の水分が不足しカラカラになってしまいます
不溶性・水溶性食物繊維の役割と効果的に摂取する方法の詳細へ

 

また、食物繊維と合わせて注意したいのが水分不足です
いくら食物繊維を摂取していても水分不足ではその効果が十分に発揮されません
食物繊維は水分を吸収することで初めて便秘解消効果を発揮してくれます

 

身体が水分不足になっていないかにも合わせてチェックするようにしましょう

 

腸内環境の乱れで便秘が起こっている場合

腸の中には善玉菌と悪玉菌、日和見菌が存在していますが、理想的な割合は『善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1』と言われています
しかし、食生活の乱れやストレスにより腸内環境は乱れてしまい、現代の多くの方は善玉菌が減った腸内環境になってしまっています・・・

 

善玉菌は便通をよくしてくれる効果もあるので、善玉菌が減れば減るほど便秘体質ということになってしまいます
腸内環境が原因で便秘になっていそうな場合は便の状態をチェックして腸内環境が乱れていないかどうかを確認してみましょう
善玉菌・悪玉菌の役割と増やす方法の詳細へ

腹筋の働きの低下による便秘

便を出すには腹筋が必要と言われますが、これはお腹の正面にある腹直筋ではなく、お腹の横や奥、骨盤の方などにあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉が特に関係します

 

インナーマッスルは女性や高齢者、子供は特に弱く、姿勢の悪い人や身体が硬い人ほど上手く使えていない傾向が強いです
『便は肛門の方に降りてきているけど上手くいきめない』
『野菜もしっかり食べて、水もしっかり飲んでいるのに・・・』

という方はこれが原因として当てはまっている場合があります

以上、3つが便秘の原因として最も一般的なものです
このいずれかに当てはまっていないかをまずチェックしてみましょう♪

 

 

そして、もし当てはまっているように感じた場合は次に便秘の基準を紹介するのでこちらも合わせてチェックして、本当に便秘かどうかを見極めましょう

あなたの症状は便秘?チェックしてみましょう♪

 

便秘かどうかをチェックするためには様々な基準がありますが、よく使われる方法の1つにRomeV基準があります
便秘は一時的に便が出ないという状態ではなく、継続して症状があるかどうかを見ることが重要です

 

 

そして、それを見極めるために国際的に使用されている方法がRomeV基準なんです
もし、あなた自身が『便秘かな・・・』と感じている場合はこの基準に当てはめてみて、客観的に見ても本当に便秘かどうかをチェックしてみましょう

 


<RomeV基準による便秘の定義>

 

以下の6つの内、少なくとも6ヶ月前から3ヶ月間でこの基準の内2つ以上を含む場合は便秘とみなされる
a.怒責(強くいきむこと)が排便時の少なくとも25%
b.硬便が排便時の少なくとも25%
c.残便感が排便時の少なくとも25%
d.直腸肛門の閉塞感が排便時の少なくとも25%
e.用指的補助(綿棒や指などで掻き出すこと)が排便時の少なくとも25%
f.1週間に排便が3回未満


(引用元:便秘のアセスメント

 

 

RomeV基準に当てはまっている場合は便秘の可能性が高いので便秘になっている原因に合わせて何らかの対策をする必要があります
また、先程紹介したように便秘には大きく分けて3つの原因がありますが、その中で腸内環境に原因があるかどうかをチェックするためには合わせて便の状態をチェックします

便の状態からチェック♪

腸内環境に問題があるかどうかは以下の3つをチェックしてみましょう

  • 臭い
  • 水に浮くかどうか

腸内環境が整っていて便の状態が良い場合は色は黄色に近く、臭いも少なく(酸っぱい臭いがする方が多いです)、便が水に浮くという特徴があります

 

 

ただ、だいたいの便秘の人はこんな便ではないんです・・・
便秘がちな人の便の特徴は、

  • 便の色が濃い茶色、もしくは黒に近い
  • 臭いがキツい(ガスも多い)
  • 水に沈む

こんな感じの便の場合は善玉菌が減って腸内環境が乱れてしまっている可能性があります
そして、便の状態が悪い場合はストレス状態や食生活など生活習慣をしっかりと見直してみることが大切です

 

 

さて、ここまで便秘になる一般的な原因と便秘かどうかを見極める方法について紹介してきました
ただ、実際のところ便秘になる原因は人により微妙に異なりますし、女性や男性、子供によっても主な理由は違ってきます

年代別・性別に便秘を引き起こす原因をチェック!

便秘の大きな原因は初めにお伝えした3つですが、その状態を引き起こす要因は老若男女様々です
そこで

  • 子供
  • 赤ちゃん
  • 妊婦
  • 男性
  • 高齢者

に分けてそれぞれで多い便秘の原因を少し紹介していきます

 

子供の便秘に多い2つの原因

子供の便秘は最近でこそお菓子や砂糖類などを多く食べすぎている影響で腸内環境の乱れが指摘されてきていますが、元々メンタル的な問題で起こる便秘が多いと言われてきました

 

 

特に原因として多いのが以下の2つです

  • 学校や幼稚園などの集団生活でのストレス
  • トイレトレーニング

小学校や幼稚園に通い出すと学校でうんちをしたりすることに抵抗を感じ、うんちをすることを我慢してしまうことがあります

 

 

しかし、これが便秘のきっかけになってしまうことがあるんです
一般的に便を我慢して腸の中に貯めてしまうと便はどんどん固くなっていきます

 

 

そして、便が固くなるとうんちをする時に肛門に痛みが出て、便を出すことがますます億劫になってしまいます
また、このことがストレスになりその影響で善玉菌の数がどんどん減り、腸の蠕動運動が鈍くなっていきます
このように負のスパイラルになってしまい、子供の内から慢性的な便秘になってしまう場合もあるんです

 

 

トイレトレーニングも同じように子供にストレスになりやすい出来事です
特に失敗したときの親の態度が大きな影響を与えます
失敗した時に叱られたり、嫌な思いをすると子供はうんちを出そうとしなくなってしまいます

 

 

失敗したとしても親は怒るのではなく、子供を温かい目で見守ることはとても大切ですよ

赤ちゃんが便秘になる2つのタイミング

赤ちゃんが便秘になりやすいタイミングとしては2回ありますが、それが生後2〜3ヶ月頃と5〜6ヶ月ごろです

 

 

まず、生後2〜3ヶ月ごろは赤ちゃんにとって排便リズムができはじめるタイミングです
これまでは
『オムツを変えるたびにうんちが出ている!』
『こんなにうんちが出るなんてなんか病気じゃないの!?』

と思うほどうんちばかりします

 

 

ところが生後2〜3ヶ月になると赤ちゃんがうんちを身体に貯める力を身につけるのでうんちが出る回数が段々減り始めます
また、1日のリズムやうんちを出すタイミングもこの時はまだ身についていないのでうんちが2〜3日に1回、ヒドい赤ちゃんの場合は4〜5日出ないということもあります

 

 

ただし、このうんちが出る回数が減るのは便秘なのではなくあくまで自然現象です
赤ちゃんの身体が整えば自然に排便リズムは戻ってくるので余り気にせず親はどっしりと構えて待ってあげるようにしましょう

 

 

とはいえ、中には注意が必要なものもあります
それは便が出ていない状態が続いていることに加えて、赤ちゃんの機嫌が妙に悪かったり、お腹が張って苦しそうにしている場合です

 

 

赤ちゃんは何か体調がおかしいときは機嫌が悪くなったり、グズグズしてパパやママに教えてくれます
この場合はうんちを上手く出せていない可能性があるので、必要に応じて綿棒浣腸などの便秘対策を行ってあげましょう

 

 

特に注意が必要なのが帝王切開で産まれた赤ちゃんです
帝王切開も便秘の原因の1つとしてあげられますが、それはお母さんの産道を通らないことが関係しています

 

 

赤ちゃんは産道を通る際にお母さんから善玉菌などの腸内細菌をもらって産まれてきますが、帝王切開の場合はお母さんから十分な腸内細菌をもらえず、腸内環境が乱れやすく便秘になりやすいという特徴があります

 

 

ミルク育児の場合も同様で赤ちゃんの腸内環境のバランスが崩れやすいのでこういった赤ちゃんの場合は便秘になっていないかを少し注意してみてあげましょう

 

 

もう1つ、生後5〜6ヶ月の時期は離乳食が始まるタイミングです
離乳食が始まるまでは赤ちゃんの腸の中は99%が善玉菌と言われています
しかし、離乳食の開始と同時に善玉菌が減り、悪玉菌が増えるので便秘を招いてしまうことがあります

 

 

妊婦の便秘の原因は独特!

妊婦で便秘になられる方も多いですが、妊婦の方は便秘になられる原因が少し独特です
というのも、これは妊娠に伴う体質の変化が大きく関係しているからです

 

 

まず、妊娠するとホルモンバランスが変化しますが、その中でも黄体ホルモンというものが便秘と関係しています
黄体ホルモンは赤ちゃんがお腹の中で快適に過ごせるように平滑筋と呼ばれる筋肉を緩め、子宮をリラックスさせる効果があります

 

 

ところが、この平滑筋は腸にもあり、人によっては腸にある平滑筋がリラックスし過ぎて便を出しにくくなってしまう場合もあります

 

 

また、子宮内に羊水を送るため、大腸はガンガン水分を吸収し始めますが、その影響で腸は水分不足になりやすくなります
こうなるといくら食物繊維を摂っても水が足りないので便が作られにくくなってしまうので、妊娠中は普段以上に水分摂取には気をつける必要があるのです

 

 

このことに加えて、大きくなった子宮が腸を圧迫して便秘になることや妊娠中のホルモンバランスの乱れや身体のしんどさから情緒が不安定になり、ストレスが溜まりやすくなることで便秘になってしまうこともあります

 

 

妊娠中は便秘を招く原因が様々で特に注意が必要な時期の1つと言えるでしょう

男性の便秘はストレスをチェックしよう

男性の場合、便秘と無縁な方も多いですがその一方で約20%の男性は便秘に悩んでいるというデータもあります

 

 

そんな男性の便秘で特に多い原因がストレスです
職場での人間関係や過酷な労働環境、仕事に伴う睡眠不足や付き合いによる食生活の乱れなどは便秘の原因として大いに関係しています

 

 

こういったことが無いかをしっかりと見直し、ストレスで何らかの体調不良がある場合は少し立ち止まって自分のライフスタイルを見直すことも大切です
特に便秘などの慢性的な症状を放置すると将来大きな病気を招くリスクも高まります

 

 

将来の大きな病気を防ぐためにも早い段階で何らかの対策を取るようにしましょう

 

高齢者の便秘は老化の程度が関係している!

高齢者の場合は老化が便秘の原因として深く関係しています
特に年を重ねると腸の働きや腹筋(インナーマッスル)などの筋力が低下することで便を出しにくくなります

 

 

また、年をとれば取るほど善玉菌も減少しやすく悪玉菌が増えるというデータもあります
善玉菌が減れば当然、蠕動運動も起こりにくくなるため便秘がちとなってしまいます

 

 

最近、腸の働きが鈍くなってきたなと感じる場合は善玉菌の数を補うようなサプリや健康食品を取り始めることもありですし、食生活を少し見直してみるのも良いでしょう

 

以上、それぞれの年代や性別における主な便秘の原因でした
便秘になる原因は人それぞれ異なります

 

 

大切なことは早い段階で便秘の原因を突き止めて原因に合わせた便秘対策を行うことです
便秘が慢性化するまで放置するのではなく『便秘気味かな・・・』と思い始めた段階で何らかの対策を取れるようになることが理想ですよ♪